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砂糖を焦がせば薫る日々

サイト更新と読み物を少々

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続・おっぱいの日

おっぱいの日の続き



      ※   ※   ※



「で、なによ相談って」
「う、うん」
「まああんたのことだ。どうせ例の幼馴染みくんのことでしょ」
「! な、なんでわかるの!?」
「わからいでか。いつもいつものろけ話を聞かされるこっちの身にもなってみなさいよ」
「べ、別にのろけてなんか」
「俊樹くんがああ言ったこう言った……会うたびに聞かされてるような気がするけど」
「……」
「名前まで覚えてしまったわ。こっちはずっと一人身だぞこんにゃろ」
「ご、ごめん」
「謝られると余計腹立つわね」
「うう……」
「まあいいわ。で、その俊樹くんがどうしたのよ?」
「うん……あの、ちょっと、困ってるの」
「そりゃあ困ってるから相談持ちかけるんでしょうけど。何よ?」
「……俊樹くんと、この前から付き合い始めたんだけど」
「……ん?」
「え?」
「……え、ひょっとしてまだ付き合ってなかったの?」
「え? え?」
「あんなに俊樹くん俊樹くん言うからとっくに付き合ってると思ってたのに」
「せ、先週からだよ」
「最近じゃん!」
「そうだけど」
「……ああ、幼馴染みを強調してたのは別にネタでもなんでもなかったのね……」
「ずっと言ってたじゃない」
「信じるかそんなこと! ……もういい。で、ようやく付き合うことになって、それで何か悩みが生じたと」
「うん……」
「何よ、言いなさいよ」
「……あのね、その……」
「……」
「えっと……その……」
「――何もないみたいだから帰るわ。お茶ごちそうさま」
「わあ! 待って、待ってよ!」
「なら早く言え。胸揉むぞ」
「…………」
「……どした?」
「……それ」
「それ?」
「……胸」
「……は?」
「だ、だからっ、と、俊樹くんが胸ばかり触ってくるの!」
「……はあ?」
「あ、あのね、部屋で二人きりになると、すぐに後ろから抱きしめてくるの。それでその……」
「やっぱ帰るわ」
「なんで!?」
「何を相談することがあるってのよ。のろけ話とかカンベンしてくださいマジで」
「わ、私は真剣に……」
「真剣におっぱいの話をするのか」
「うう」
「ま、いいわ。あ、すみません、チョコレートパフェ一つ。……ほら続けな」
「……その、いつも揉んでくるから、その、どうしようかと」
「断れよ」
「だ、だって、拒絶したら泣きそうな顔になるんだもん……」
「心を鬼にしろ。甘やかすな」
「そ、そうしたいんだけど……つい」
「……あれだ。主導権握ればいいんじゃない?」
「……主導権?」
「相手に揉まれるばかりじゃなくて、こっちが向こうに何かするのよ」
「何かって?」
「それは……と、とにかく何かよ」
「そう言われても……」
「その俊樹くんていくつ年下?」
「えっと、三つ」
「中二か……ちくしょう」
「え、な、なに?」
「ちょっと腹立たしかっただけ。しかし中学生相手に淫行三昧とか、捕まるわよ」
「何よ淫行って」
「そりゃ書くのもはばかられる淫らな行いをしっぽりぬれぬれと」
「そ、そんなことしてません!」
「何恥ずかしがってんの。愛し合う二人が部屋で二人きりになればそのくらい……」
「……」
「……マジで何もなし?」
「……き、キスくらいは」
「そんなもん六歳のときに済ませてるだろ」
「なんで知ってるのよ!」
「修学旅行のとき、部屋で言ったじゃない。ファーストキスはそれだって」
「無理やり言わせたくせに……」
「それはともかく。マジで何もないの? 胸以外」
「うん……」
「なんで」
「なんでって、俊樹くんはまだ中学生だよ? そういうのはまだ早いと思う」
「乳揉ませてるくせに」
「そ、それは……」
「おーおー顔真っ赤にしちゃって。かわいい中学生を誘惑しやがって」
「してませんそんなこと!」
「部屋で二人きりになるようなことしてちゃ説得力なし」
「あう……」
「まああれだ。我慢してるんじゃない? その子」
「え?」
「やらせてくれないからさー、しかたなくおっぱいで我慢してると」
「我慢って」
「まあ許されてるところまでで抑えてるんだよ、きっと」
「……ひどいと思う? 私」
「うーん、どうだろう」
「した方がいいのかな……?」
「いや、それよりこうすればいい。ご褒美制にすればいい」
「ご褒美?」
「テストで100点取ったらご褒美にエッチなことを……とかさ」
「……そ、そんなこと」
「学年で一位取れたらやらせてあげてもいいんじゃない?」
「……それ、すごく嫌な女じゃない? 成績をえさにするなんて」
「そうかなあ。エロ漫画ではむしろ定番で」
「知らないわよそんなこと! ……わかった。いろいろ考えてみる」
「まあ中学生なんてやりたい盛りなんだしさ、少しは大目に見てあげたら? いや、十分見てるか」
「……あ、メール」
「ん?」
「と、俊樹くんだ」
「おお? なになに、なんだって?」
「……『ケーキ買ったから一緒に食べよう』だって」
「……ちくしょう、中学生か……」
「な、なによ」
「うらやましいー! あたしにちょうだいよ俊樹くん」
「だ、ダメー! 絶対絶対ダメだからね!」
「あたしならすぐにでもやらせてあげるのに。今度紹介してよ」
「わ、私もう行かなきゃ! お金置いとくから、これで払ってね!」
「わお、諭吉様。おつりは?」
「あげるから! なんでこんなときに千円札ないんだろ……。それじゃ、ありがとね!」
「ごちそうさまー。ばいばーい」



「……揉まれるような胸があるだけマシだろ、ちくしょうめー」



      ※   ※   ※



ネタの続き。なぜか書いてしまいました。
女の子同士ののんべんだらりとした会話。相談なのかこれは本当に。
気が向いたらもう少し続けるかもです。小ネタは気楽に書けますね。

「In vino veritas.」の第三話は遅くても来週には投下できるかと。
「~たくて」シリーズはもう少しだけお待ちください。同時並行で書いています。



かおるさとーでした。
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*** COMMENT ***

NO TITLE

無職で、10月から職業訓練校に通ってる43歳男です
官能小説が好きで、このたび、人気ブログランキングの官能小説カテゴリーに越しました
どうぞよろしくお願いします
引越しのご挨拶代わりに、ポチっと応援しておきますね

ありがとうございます。

はじめまして、山口様。
コメント遅れてしまい、申し訳ございません。
応援ありがとうございます。
官能小説としては描写が薄く、過激さに欠けるかもしれませんが、いろいろ書いていこうと思っているので、気が向きましたらまたいつでも遊びにいらしてください。

すみません、笑えました!

リアルに目の前で展開されている会話のようで笑い転げました。
この悪意のない会話! すごい!
お相手は中学生でしたか!
主人公が困るのがよく分かって、お友達の突っ込みが初々しくて、もう、この世界丸ごと欲しいくらい、可愛かった~!

この喫茶店? の中の二人を窓越しに眺めたら、ものすごく幸せな気分になりそうで、この時代独特の良いオーラがきっと二人を包んで光を放っているんだろうな、という気がしました。

このシリーズ、もう一個あるようですので、また、楽しみにお邪魔させていただきます!

こんにちはその2

またまたコメントありがとうございます、fateさん。

こちらは三連作の二つ目ですね。
本当は会話じゃなくて、これも女の子の独白形式にしようかと思っていたんですけど、うまくいかずに挫折……
でもちょっとズレた感が出たかなーと思って気に入ってます。
喫茶店とか、そういうちょっとしたゆったり感を味わえる空間が好きです。あまり書く機会はありませんけどね。
甘い空気と同様、甘い食べ物や飲み物も大好きです。

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