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砂糖を焦がせば薫る日々

サイト更新と読み物を少々

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おっぱい(0801)の日……だと……?

というわけで軽い小ネタ



      ※   ※   ※



 は?
 あの、俊樹くん。もう一回言ってくれるかな?
 ……。
 ……俊樹くん。それはちょっと、ダメだよ。
 え?
 あ、いや、この場合のダメっていうのはその、別に却下してるわけじゃなくて。
 え? いや、それは、その、そういうことはすぐには答えられないわけで、
 違う、そうじゃない。そうじゃないよ。
 一人で興奮しないの。まずは私の話を聞きなさい。
 ほら落ち着いて。とりあえずそこに座って。
 こほん。
 ……俊樹くん。さっきのあれはダメだよ。あれはいけない。
 いきなり女の子に向かって「おっぱいさわらせて」は、いくらなんでもありえないよ。
 そう、女の子に言うセリフじゃない。
 少なくとも私以外には絶対に禁句。そんなこと言ったら軽蔑されるし、平手打ちされちゃうよ。
 え、私?
 私は幼馴染みだからね。多少のセクハラくらいは受け流せるよ。
 そう、キミのやったことはセクハラ行為だ。
 私じゃなかったらキミは今ごろ変態のレッテルを貼られて、社会的地位が危うくなっているよ。
 まさか。全然大げさじゃない。
 女の子にとって、カラダの話はかなりデリケートな部類に入るの。
 だからそういう話を、たとえ冗談で振ったとしても、それだけで裁判沙汰になることもありうる。
 それに相手の女の子だって困るよ。
 恋人にだって好き勝手触らせる娘はまずいないし、ましてや何の関係もない相手に触らせるわけがない。
 女の子のカラダを、モノみたいに求めちゃいけないよ。
 だからさっきの発言はちょっと聞き捨てならない。
 私はキミのことを思って言っているんだよ。
 もちろん俊樹くんだって思春期の男の子だ。そういうことに興味があるだろうし、その……えっと、いろいろ我慢できなくなったり、するのは、仕方ないと思う。
 けど、だからって、見境なく求めるのはよくない。
 求めるのが悪いわけじゃない。でもそういうのは特別な人に求めるべきだよ。
 恋人に対して求めるべきだよ。
 早く恋人作りなさい。そうすればケダモノみたいに見境なく求めずに済むから。
 え? そんなことしてない?
 してるじゃない。いきなり私のところにやってきて、話もそこそこに「おっぱい」だ。
 あれでしょう。とりあえず一番近くにいるから私に声をかけたんでしょう。
 手近な女の子で、一番話を聞いてくれそうだったから。
 え、違う?
 何が違うの?
 ……………………は?
 ……俊樹くん? 冗談だよね?
 な、
 な、ななな何を言い出すの急に!?
 そ、そんな、い、いきなりそんな、好きだなんて、俊樹くん一体どうしたの!?
 だって私たち幼馴染みだよ? 家もすぐそこだし、言ってみればきょうだいみたいなものじゃない。
 なのに急にそんなこと言って。か、からかってるの?
 ……ごめん、疑ったわけじゃなくて。
 じゃあ、その……
 俊樹くんは私が好きなの? いつから?
 ……そんなに昔から?
 ごめんなさい、気がつかなかった……。
 ……。
 ……その、
 わ、私も好きだよ。……たぶん。
 ご、ごめんね? 曖昧な言い方で。
 あまりそういう風には意識しなかったから、ちょっとわからなくて。
 でもでもっ、嫌いじゃないからね! 俊樹くんは優しいし、私のことをとてもよくわかってくれるもの。嫌いなわけがないよ。
 だから……うん、きっと……好きだと思う。
 わあっ!
 ちょ、ちょっと俊樹くん!?
 そんな、急に抱きしめないでよ。びっくりするから。
 ……ううん、イヤじゃないよ。
 俊樹くんにさわられるのは、別に不快じゃないし、キミは温かいから。
 ちょっとだけ……心地いいよ。
 ふふ……すっかり恋人気分だ。
 ……。
 ……俊樹くん。
 あの、その右手は何かな。
 私の勘違い──というか感覚違いじゃなければ、キミの右手がさっきから私の左胸に置かれているのだけれど。
 た、たまたまじゃないよ! どう見ても今から揉む気まんまんだよ!
 とにかく手を離しなさい。抱きしめるのはいいから。
 うん、それでいい。
 こら、不満そうな顔をしない。
 こほん。
 ……俊樹くんは、えっと、……私の胸にさわりたいの?
 そ、そんなに力いっぱいうなずかなくていいよ!
 わ、私の胸なんかさわっても、おもしろくないと思うよ? そんなに大きくないし……
 いっぱい揉んで大きくしてあげるって、そ、そんなの迷信だよ! ていうかキミが揉みたいだけじゃん!
 まったく……キミがセクハラ魔人だったなんて、今まで知らなかったよ。
 まったくもう。
 ……うん。
 よし。
 これだけ守って。
 乱暴にしないこと。きちんと私に許可を取ること。部屋で二人きりの時だけにすること。他の娘にはしないこと。
 それを守れるなら……



 さ、さわってみる?



 きゃあっ!
 ちょ、ちょっと落ち着いて、そんなに慌てなくてもっ、
 ひあっ、じ、直にさわるの!?
 あーもうっ、俊樹くんのバカあっ!!



      ※   ※   ※



二時間で書き上げた小ネタです。
うん……なんだこれ。



かおるさとーでした。(無理やり締める)
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*** COMMENT ***

なるほど~!

こうやって進むのも有りか~!!!
出だしが一番笑えました。
一瞬、先生と生徒かと思っちゃいました。
幼馴染! 良いですね~、そういう微妙な関係。
確か『キスの日』もそうでしたね。あれは、立場が逆だったか。
既知の相手だと、こんな風に甘酸っぱく心地良く、なんか笑えるけどほんのり幸せ、という設定が生きますね!
これは、姿の見えない男の子もものすごく良い感じです。

女の子の台詞だけで物語が綺麗に流れて、光景が見えて、そして、華麗に完結!
さすが、女の子を描かせたら右に出るものはいないんじゃないかと評されるかおるさとーさん! 素晴らし過ぎて、うう、なんか悶えます!

こんな風に仕上げられるのは、やはり、何と言っても、‘女の子’という存在そのものを愛して、これ以上ないを魅力を的確に捉えて、その効果をよく分かっているからこその技です。
やはり、何かに一極集中する方の作品は光ります。
あまり万遍なく手を出すのも考えもんだわ~、と反省のfateでした…。

それから、こちらにお邪魔させていただいているのは、とにかくこの世界にはまって騒ぎまくっているだけです。
どうかお気になさらず(^^;


こんにちはその3

またまたまたコメントありがとうございます、fateさん。

そ、そんなにお褒めの言葉をいただいてしまったら、私はどうすればいいんでしょうか……!
女の子がかわいいといわれると、すごくうれしい私です。いえ、私自身はいつも「こういうのかわいいなー」と思って書いているのですけど、果たして他の方にもこのかわいさを伝えきれるだろうかと不安でいっぱいなので……。

幼馴染みは大好きです。というか私の書くお話の大半に出てきます。
アニメとか漫画では結構不遇な扱いを受けるポジションですが、私としては一番好きな属性・境遇なので、ぜひとも彼ら彼女らを幸せにしようと日夜がんばっております(妄想を)
まあネットの片隅に、こんな変な考えを持ったのが一人くらいいてもいいんじゃないかとw
あ、先生と生徒のお話は以前書いたことがあります。別サイトに載せてますので、お時間ありましたらぜひぜひ(右のリンクから跳べます)。

いつもいつもコメントをくださいまして、ありがとうございます。
今後も精進していきます。
コメントには必ず返信しようと思っていますので、多少遅れることはありますが、しばしお待ちいただけると幸いです。

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